総合型選抜入試 英語資格の重要性
- 総合型選抜(AO)入試 書ける塾
- 4 日前
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総合型選抜入試における英語資格の重要性
総合型選抜入試においてはご自身の様々な強みをアピールすることが重要ですが、中でも総合型選抜入試受験を考えている全ての方にぜひ力を入れて頂きたいのは英検をはじめとする英語資格の取得です。
なぜかというと、外国語学部英米語学科や文学部英文学科、英語コミュニケーション学科など、語学や外国文化を中心に学ぶ学部・学科はもちろんですが、例えば経済学部、社会学部など、学部を問わず多くの総合型選抜入試で出願資格の一つとして英検、TOEIC、IELTS、TOEFLなどの英語語学資格の取得やスコアが条件として挙げられているためです。
これから総合型選抜入試も視野に受験に挑みたいと考えている方は、志望校の出願資格として語学検定の級・スコアの指定がないか確認してみましょう。
なお、「出願資格」というのはあくまでも出願するために最低限必要な値なので、全志願者がその基準はクリアしてきます。他の受験生と比べても高い語学力があることをアピールするためには出願までに可能な限り指定されている値よりも高い級・スコアの取得を目指しましょう。
また、出願資格として語学資格の指定が無い場合も、高い語学力を持っていることはかなり大きなアピールとして評価されます。一般入試でも英検等のスコアで見なし得点がもらえる場合がありますのでチェックしてみましょう。
この記事では総合型選抜入試に活かせる様々な語学検定について紹介します。
英検(実用英語技能検定)
英検は幅広い世代が受験する国内最大級の英語検定試験で、1級から5級まで、8つの級があります。
試験問題は4技能(リーディング・リスニング・スピーキング・ライティング)のバランスを重視し、日常生活からアカデミック、ビジネスまで、社会で求められる英語力を測ることができます。
総合型選抜入試受験時の語学力アピールとして活用できるのは一般的に準2級以上です。英検公式サイトによると、準2級が高校中級程度、2025年から始まる準2級プラスが高校上級程度、2級が高校卒業程度とされています。そして準1級は大学中級程度、1級は大学上級程度と続きます。いわゆる難関校に挑戦する人は出願までに英検準1級以上を取得できるように努力しましょう。
準2級プラスの詳細についてはコチラをご参照ください。
最近は、級ではなくCSEスコアを出願資格として指定する大学も増えていますので、例えば高校1年生の時に英検2級を取得した受験生の方などは、出願前にもう一度英検2級を受験してCSE スコアを高める…といった戦略も検討すると良いでしょう。
なお、「高校入学以前に取得した語学資格は認められない」と入試要項に書かれている場合もありますので、よく確認しましょう。
CSEスコアの詳細についてはコチラをご参照ください。
英検については、年に3度ある団体受験に加えて原則毎土日開催される英検S-CBTという試験もあります。こちらは1次試験に合格した人のみが2次試験に進める従来型とは異なり、1日でスピーキングも含む4技能を受けることができるため、CSEスコアが伸びやすいです。
英検S-CBTは通常の英検と同じ正式な資格ですので、出願までに何としても合格したいという方は機会を増やすためにも活用しましょう。申し込む際は、手元に合格証明書が届く時期が出願時期に間に合うように注意しましょう。
英検S-CBTの申込みはコチラからどうそ。
TOEIC
TOEIC® Programの特長の1つ目は合否ではなく、990点満点のスコアで評価されることです。また、グローバルスタンダードとして世界160カ国で実施・活用されている点も特徴です。実際のコミュニケーション能力を評価することに重きを置いているため、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。日本でも特にビジネスの現場で使える英語力を測るためにTOEICが活用されています。そのため、TOEICの問題にも比較的ビジネスシーンで用いられる単語や設定が多く、高校生は過去問題などを用いて慣れておく必要があります。
数年前まではListening&Reading Testが主な基準でしたが、最近はこれに加えてSpeaking&Writing Testも併せて4技能のスコアを求める大学も増えてきました。この点も入試要項を熟読して確認しましょう。
TOEICの詳細については下記をご覧ください。
GTEC
GTECはベネッセが開発した語学検定資格で、高校での導入も多く見られます。大学受験の際に語学資格として認められるのは、アセスメント版ではなく検定版です。学校で団体受験するタイプと、個人申込が可能なCBTタイプがあります。
GTECの詳細については下記をご覧ください。
TEAP
TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略語で、上智大学と公益財団法人 日本英語検定協会が共同で開発した、大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)を測定するテストです。
主に高校生を対象とした大学入試を想定して開発されておりテスト内容はすべて大学教育(留学も含む)で遭遇する場面を考慮して作成されているのが特徴です。難易度の目安としては、英検®準2級〜準1級程度です。
TEAPの詳細については下記をご覧ください。
TOEFL
TOEFLは世界で最も多くの教育機関が入学審査に採用されています。TOEFL iBTのスコアは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの英語圏の全ての大学・大学院で、入学審査に必要な英語力の証明として認められています。また、英語圏だけに限らず、世界160か国、13,000以上の大学・大学院・その他機関で活用されており、日本国内でも大学入試、大学院入試、単位認定、教員・公務員試験や国際機関の採用の場などでスコアの活用が広がっています。
TOEFLの詳細については下記をご覧ください。
IELTS
International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、海外留学や研修のために英語力を証明する必要のある方、およびイギリス、オーストラリア、カナダなどへの海外移住申請に最適なテストです。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも TOEFLに代わる試験として入学審査の際に採用する教育機関が3,400を超え、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして世界中で受験者が増え続けています。
英検準1級以上、TOEIC800点以上など既により一般的な試験で高いスコアを取得できている人は他の受験生との差別化のためにもTOEFL やIELTSに挑戦してみると良いかもしれません。
IELTSの詳細については下記をご覧ください。
CEFRとは
CEFRとは〈Common European Framework of Reference for Languages〉の略で、言語の習得状況を評価するために考案された「ものさし」のことです。通常、習得レベルを「A:基礎段階」「B:自立段階」「C:熟達段階」に分け、さらにそれぞれ2段階に分類して、全部で6段階の区別がされます。大まかな段階は以下の通りです。
CEFRの対照表を活用すると各語学資格の比較ができますので、参照してください。

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