総合型選抜入試 大学が求める学生像
- 総合型選抜(AO)入試 書ける塾
- 6月18日
- 読了時間: 4分
総合型選抜入試 選考する側の視点を知ろう
大学が総合型選抜入試を実施するのはなぜか、考えたことはありますか?
総合型選抜や推薦入試で、受験生が選考を通過するためには、選考側である大学の教授がどのような視点を持っているかを知ることが重要です。
教授たちは受験生の何を見て、どのような点を評価しているのでしょうか?
この記事では、大学の教授が求める「理想の受験生像」を解説し、それを理解した上でどのように準備を進めるべきかのポイントをお伝えします。
1.主体的に学ぶ姿勢
教授たちが最も評価する要素の一つが「主体的に学ぶ姿勢」です。
大学では、高校までの授業を聞くことがメインの受け身な学びとは異なり、自ら興味のある分野を追求し、問題を発見・分析・解決していく力が求められます。
総合型選抜入試を通して大学は「研究者の卵」を探していると理解しましょう。
そのため、教授たちは以下のような点に注目します。
・学びたい分野に対して、強い興味や探究心を持っているか。
・これまでも主体的に行動し、学びを深める努力をしてきたか。
・努力の結果、積み重ねてきた専門知識があるか。
・学んだ知識を応用して新しい視点で物事に取り組む力があるか。
2.課題解決力
教授たちは、受験生がどのような社会課題に関心を持っているのかにも関心があります。また個人的な経験を通してどのように困難や課題を克服してきたかについても興味を持っています。
そのため、教授たちは以下のような点に注目します。
・どのような社会課題に問題意識を持っているのか。
・社会課題の解決方法について意見を述べることができるか。
・これまでどのような困難に向き合ってきた経験があるか。
上記について具体的なエピソードを提示することで、説得力のあるアピールが可能となります。
3.コミュニケーション力と協調性
大学の学びでは、グループでの研究やプロジェクトが多くを占めるため、総合型選抜入試では仲間をまとめて良い方向に牽引することができる力を持つ学生を求めています。
そのため、教授たちは以下の点を重視します。
・自分の考えを的確に伝える表現力があるか。
・異なる意見を持つ他者を尊重し、協力して成果を出す姿勢を持っているか。
・周囲を巻き込む組織力や企画力があるか。
4.明確な将来ビジョン
教授たちは、大学での学びを通じてどのように成長し、社会に貢献したいのか、明確なビジョンを持つことを総合型選抜入試の受験生に期待しています。
ただ「(職業)になりたい」という願望だけでなく、その職業を通してどのようにより良い社会を築きたいのか、また、その実現のために大学で具体的に何を学び、何を達成したいのか語れることが重要です。
アドミッション・ポリシーとは
アドミッション・ポリシーとは、大学または各学部・学科が、どのような人に入学してほしいか(求める学生像)を示しているもので、各大学のHPで確認することができます。
総合型選抜入試や学校推薦型選抜入試の入試要項には、この入試形態独自のアドミッション・ポリシーが記載されていることもありますので確認しましょう。
他にも大学のHPや資料に掲載されている「建学の精神」、「教育理念」、「教育目標」、「学長メッセージ」などを読むことでどういう学生に入学してほしいと考えているのかイメージしやすくなります。
志望理由書や面接ではこのアドミッション・ポリシーに合致した学生か否か、が選抜の大きな基準になっているので、きちんと読み解いて、理解しておくことが重要です。
選考側の視点を理解して受験準備を進めよう
上記を参考に大学が求める理想の学生像を理解したうえで自分の経験や強みを整理しましょう。これらを踏まえて大学でどのように活躍したいのかを明確に伝えることで、選考側に強い印象を与えることができます。
この記事を読んで、「私にはこの入試向いてないかも…」と思った方もご安心ください!
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